MINIMESS®️について
1964年にドイツHydrotechnik社によって開発されたMINIMESS®ミニメス・テストポイントは、計器・センサー・測定器などを加圧状態のまま簡単に脱着でき、世界中の工場・プラントで使用されております。その用途は広く、殆どのガス・オイルなどに対応し、一切漏れの無いことを保証するほど優れた継手であります。
特許が切れた現在でも、「MINIMESS®」という名称はハイドロテクニック社の登録商標として保護されていますが、現在では「ISO 15171-2」の国際規格として、ねじ込み接続による圧力テスト用のテストポイントの標準化が進んでおり、他社からも多くの後発品・ミニメス互換コネクター(テストポイント)が販売されています。
圧力計や温度計、その他センサー等を常設することなく、MINIMESS®ミニメス・テストポイントをライン中にランダムに設置することで、必要な時に計器類を脱着するだけで現場での理想的な保守点検や不良個所チェックをサポートいたします。
標準仕様のミニメスには快削鋼を使用しており、表面処理はRoHS指令対応の亜鉛ニッケルとなっておりますので、いかなるシーンでも安心してお使いいただけます。
ご希望の部品のParts Numberでお問い合わせ下さい。記載のない変換継手もご用意しております。
基本構造
Minimess®ミニメス・テストポイントが世界標準として高く評価されている理由の一つは、その内部構造にあります。ミニメスは、ポペット式逆止弁+スプリング機構+樹脂ダブルシールという構造を採用しており、この組み合わせによって高圧環境下でも極めて高い密閉性を実現しています。
特に油圧測定用途では「漏れないこと」が最重要条件となりますが、ミニメスは構造そのものによって漏れの発生を根本から防ぐ設計になっています。
ミニメス技術の根幹となるのは、ポペット式の逆止弁です。ポペットは小型の弁体で、通常時はスプリングによって常にシート面へ押し付けられ、油圧ラインと外部を完全に遮断しています。この状態では、システムが加圧されていても流体は一切外部へ漏れません。ミニメスホースを接続すると、ホース側のピンがポペットを押し込み、内部流路が開通します。ホースを外せば、スプリングの力によって即座に閉止状態へ戻ります。つまり、人の操作に依存せず、自動的に開閉する安全機構が組み込まれているのです。
さらに重要なのが、ソフトシール構造です。ミニメスはポペット先端と本体シート面に弾性体のシールを配置し、加えてOリングによる二次シールを設けています。この「面で密着する」ソフトシール方式により、高圧下でも広い接触面積で確実に密封します。金属同士のメタルシールとは異なり、圧力が上がるほど密着性が高まるため、微小リークの発生を極限まで抑えることができます。これが“100%漏れ防止”と評価される理由です。
一方、他社製のテストポイントに多く見られるのがボール弁構造やニードル弁構造です。ボール弁は球体を回転させて流路を開閉する仕組みですが、シールは主に金属同士または樹脂シートとの点接触で行われます。この構造では、繰り返し使用による摩耗や異物噛み込みによってシール面に傷が入りやすく、長期使用や高頻度の着脱で密閉性能が低下する可能性があります。
また、操作が手動であるため、閉め忘れや締め不足といった人的要因による漏れリスクも無視できません。
ニードル弁の場合は、細い針状の弁体をシートへ押し付けて密閉しますが、接触面積が非常に小さいため、高圧時にはシール面に集中応力がかかります。わずかな摩耗や変形でもリークが発生しやすく、振動や圧力変動のある油圧環境では安定した密閉状態を維持しにくいという構造的な弱点があります。さらに、開閉に時間がかかるため、迅速な測定作業には不向きです。
このように、Minimess®ミニメスのポペット+スプリング+ソフトシール構造は、ボール弁やニードル弁のような単純な機械式開閉機構とは本質的に異なります。「常に閉じている」状態を基本とし、必要な瞬間だけ自動的に開く設計であり、しかも弾性シールによって面で密着するため、長期間にわたって安定した密閉性を維持できます。
結果として、Minimess®ミニメスは高圧油圧システムにおいても接続・取り外し時の油漏れをほぼゼロに抑え、安全性と信頼性を両立しています。この根本技術こそが、世界中の産業現場で標準採用され続けている理由であり、他社製のボール弁式・ニードル弁式テストポイントとの決定的な違いと言えます。
製品特長・用途
ハイドロテクニック社のMinimess® ミニメステストポイントは、世界標準となっている油圧測定ポートで、開発から60年以上にわたり実績があり、基本構造は、油圧測定で最も重要な「密閉性 × 安全性 × 使いやすさ」 を同時に満たす設計になっています。
油圧および潤滑システムにおける圧力測定・診断・状態監視を、安全かつ迅速に設備を停止させることなく、専用ホースやセンサーを接続するだけで測定が可能でメンテナンス効率の向上と安全性の確保を同時に実現します。
✔ 内蔵チェックバルブ構造
自動閉止構造により油漏れを防止し、高圧ライン使用時でも自動密閉。
測定ホース接続時のみバルブが開き、安全に圧力測定が可能。
✔ コンパクト設計
小型ボディにより、狭小スペースや既設配管への後付けにも最適。
応答性が高く瞬時に開閉し、低デッドボリュームにより測定時誤差を低減。
✔ 簡単・迅速な接続
ミニメス専用ホースとのクイック接続により、短時間で測定作業が完了。
工具不要でホース装着=自動開放し、圧力が逃げないまま測定可能
✔ 幅広い規格対応
世界各国のねじ規格に対応し、多様な設備へ適合します。
G・PT・NPT・メトリックほか広範囲対応、国際主要規格ねじを網羅。
✔ 幅広いアプリケーション
NBR(標準油圧用)・FKM(高温・化学耐性)・PTFE(低摩擦・耐薬品性)
炭素鋼(亜鉛メッキ)・ステンレス鋼・特殊合金(高圧・腐食環境用)
✔ 高耐圧設計
最大 630 bar(63 MPa)対応モデルを標準ラインアップ。
100MPa特殊仕様にも対応しており、高圧油圧回路にも安心して使用可能。
■ 主な用途
- 油圧装置の圧力測定
- 保全・定期点検作業
- オイルサンプリング
- センサーの一時接続
- 産業/建設機械・プラント
■ 導入メリット
- 機械を停止せず測定可能
- 作業時間の短縮
- 油漏れリスクの低減
- 作業者の安全性向上
- 予防保全体制の強化
■ 内部構造の優位性
- 高圧時でも自動密閉
- 接続時の油漏れがほぼゼロ
- 繰り返し着脱に強い
- 安全性が高い
- 長期耐久性がある
● 油圧回路用テストポイント
● エア抜きポイント
● ガステスト用ポイント
● オイルサンプリングポイント
● ガス注入用バルブ
● その他油圧機器
窒素ガス充填バルブキット
N2 Service Pal
データロギング機能搭載・ポータブル型デジタル窒素測定・充填キット
アキュムレーター(蓄圧器)のメンテナンスを、よりスマートに。サービスエンジニアのために開発された、理想的なフィールドサービスツールです。ミニメス接続の採用により、圧力測定からガス充填までの一連の作業を「迅速・安全・確実」に行えます。
目標圧力へのスピーディな設定・充填はもちろん、デジタルLCDディスプレイによる正確な圧力・温度表示を実現。さらに、確実なトレーサビリティを可能にする使いやすいデータロギング機能も搭載しています。
主な特長と仕様
◾️表示視認性:視認性の高いLCD画面で、圧力や温度の数値を正確にリアルタイム表示
◾️電源管理:充電式バッテリーと、残量がひと目でわかるインジケーターを搭載
◾️操作性: 直感的に設定へアクセスできるメニュー構造を採用
◾️データ記録: シンプルな操作でデータロギングの開始・停止が可能
◾️収納・携帯性: 蓋や底部にアダプターや充電器、ホース、マニュアル類をすっきりと格納できるスペースを確保
◾️圧力制御: 1-20 bar (0.1-2MPa) の低圧域と、10-230 bar (1-23MPa) の高圧域をそれぞれ高精度にコントロールする専用レギュレータを装備
◾️堅牢性: 過酷な屋外や現場でも安心のIP67防塵防水・耐候性ケース仕様
測定、充電、記録をこの1台に集約、高精度で安全なオールインワン圧力管理システム
本製品は、検査(テスト)・充電・データ記録の3つのプロセスを一体化した、独自のオールインワン機能を備えています。高精度のデジタルセンサーを搭載しているため、操作が非常に簡単でありながら、極めて正確な測定が可能です。圧力制御も極めて緻密に行えます。標準装備された2種類のレギュレーターにより、低圧(1-20 bar)から高圧(10-230 bar)までの微細なコントロールに対応。
さらに、目標圧力の通知や過圧警告機能を備えており、作業の安全性を徹底的に高めています。また、確実な品質管理をサポートする完全なデータロギング機能を搭載。トレーサビリティの確保やレポート作成の手間を大幅に削減します。周囲の環境変化に対しては、温度補償アラートとルックアップテーブルが正確性をキープ。セッティングには工具が一切不要なMinimess®接続を採用しているため、どなたでも安全かつスピーディーに作業を開始できます。
ミニメス ・ オイルサンプリング
低圧システムからの正確なオイルサンプリングをサポート!
ピトー管は、標準2種類の長さと組み合わせで、主にギアボックス用途で使用されます。 取り付けの際は、ギアボックスから既存のポートプラグを取り外し、ピトー管を挿入するだけです。 すべてのピトー管には、G 1/4 インチ並行ネジが付いていますが、ポート穴にそのまま差し込んで使用することもできます。 ピトー管を使用すると、オイルタンク油面もしく油中から直接サンプリングできます。 標準の長さは 150mm(6 “)または、300mm(12”)ですが、カスタムの長さにも対応可能。設置時に特定の長さに簡単にカットしてもご使用いただけます。
ミニメス ・ ミニメス マイクロボアホース
■ MINIMESS®️ ミニメス・1620シリーズ主要ラインナップ
■ MINIMESS®️ ミニメス・マイクロボアホース(内径:Φ2/Φ4)
ハイドロテクニック社のミニメス・マイクロボアホースは、油圧測定やサンプリング用途に最適化された高圧対応の細径ホースです。ミニメス・テストポイントと組み合わせて使用することを前提に設計されており、狭い場所や高圧環境下でも安全かつ確実に測定作業を行えるよう構成されています。
本製品の大きな特長は、内径2mm(DN2)および4mm(DN4)という細径設計にあります。一般的な油圧ホースと比べて非常にスリムで軽量なため、配管が密集した機械内部やアクセスの難しい箇所でも容易に取り回すことができます。この柔軟性により、測定機器を安全な位置へ延長して設置することが可能になり、作業者の安全性向上にも貢献します。
耐圧性能については、構成するホースおよびフィッティングの仕様に応じて最大630 bar(63MPa)まで対応可能です。高圧油圧システムにおいても安心して使用できる設計となっており、油圧オイルだけでなく、水やガス、グリースなど多様な媒体にも適用できます。内部構造は高圧環境下での安定性と耐久性を考慮して設計されており、繰り返しの使用にも耐える信頼性を備えています。
接続部については、G、ミリ、PT、NPT、JIC、ORFSなど、国際ねじ規格に対応したフィッティングが用意されています。これにより、既存設備への柔軟な適合が可能となり、さまざまな産業機械や油圧装置に組み込むことができます。また、ミニメス専用フィッティングとの組み合わせにより、迅速かつ確実な接続を実現します。
さらに、ホース保護用スリーブやアンチバックルスプリング、識別ラベルなどのアクセサリーも充実しており、現場環境や用途に応じたカスタマイズが可能です。ホース長さやフィッティング構成についてカスタム対応ができるため、用途に最適化された仕様での提供が可能です。
ミニメスホースは、単なる高圧ホースではなく、測定精度と安全性を重視した油圧診断システムの一部として設計された製品です。細径でありながら高い耐圧性能を持ち、柔軟性・互換性・耐久性を兼ね備えることで、油圧測定や状態監視の現場において高い信頼性を発揮します。
■ MINIMESS®️ ミニメス・マイクロボアホース Φ2ホース オーダーコード
■ MINIMESS®️ ミニメス・マイクロボアホース Φ4ホース オーダーコード
会社概要
| 商号 | 株式会社チヒロ |
|---|---|
| 資本金 | 25,000,000円 |
| 設立 | 2007年3月 |
| 営業所 | 〒168-0063 東京都杉並区和泉3-25-1 |
| 連絡先 | 03-6304-7761 |
| URL |
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